中古戸建を購入してリノベーションする人が増えています。
しかし、見た目がきれいな物件でも「構造」に問題があると、リノベ後に思わぬトラブルを招くことも。
特に熊本のように地震が多い地域では、“家の骨格”ともいえる構造部分のチェックがとても重要です。
今回は、リノベーション前に必ず押さえておきたい「構造チェックのポイント」と、安心して再生できる家の見分け方を、専門店ならではの視点でお伝えします。
1. 「構造」は家の“見えない安心”を支える要
中古戸建リノベの魅力は、すでにある建物を活かして自分好みに再生できること。
でも、いくらデザインや間取りが魅力的でも、土台や柱、梁（はり）などの構造体がしっかりしていなければ、リノベの意味がなくなってしまいます。
構造とは、いわば家の「骨格」。
柱や梁、基礎、屋根の架構などがそれにあたります。
これらが健全であることで、地震や台風などの自然の力に耐え、長く住める家が成り立つのです。
構造に問題がある家は、リノベ費用が膨らんだり、最悪の場合“再生不可能”と判断されることも。
購入前の段階で、しっかり構造の状態を確認することが第一歩です。
2.現地でわかる「構造の不安サイン」を見逃さない
専門的な知識がなくてもチェックできる“構造の違和感”はいくつかあります。
例えば次のようなサインがあれば、専門家の診断を受けることをおすすめします。
- 床を歩くとフカフカする・傾きを感じる
- ドアや窓の建て付けが悪く、開け閉めがしづらい
- 外壁や基礎にひび割れがある
- 屋根がたわんで見える
- 雨漏りやシミの跡がある
これらは、基礎や柱が傷んでいるサインである可能性があります。
特に、築30年以上の木造住宅はシロアリ被害や湿気による劣化も起こりやすく、見た目だけでは判断できません。
熊本地震以降、耐震基準を満たしていない家も少なくないため、“見た目”より“骨格”を重視して選ぶ姿勢が大切です。
3.プロが見る「中古戸建チェック」の基本ステップ
リノベ不動産熊本中央店では、中古戸建の購入前に白蟻調査と雨漏り調査を推奨しています。
これは、建築士が中立の立場で建物の劣化状況を確認し、構造の安全性を評価するものです。
主なチェック項目は以下の通りです。
- 基礎の状態：ひび割れ、鉄筋露出、不同沈下の有無
- 床下の状態：腐食、シロアリ
- 屋根・小屋組：雨漏り、たわみ、構造金物の緩み
このような診断をもとに、「リノベで再生できる範囲か」「建て替えが妥当か」を判断します。
特に熊本中央店では、耐震診断＋補強提案＋補助金申請までをワンストップでサポート。
“安心して暮らせる再生”を前提に、最適なリノベプランを立てています。
4.見落としがちな「基礎」と「屋根」のチェックがカギ
意外と見落とされがちなのが、「基礎」と「屋根」です。
どちらも普段目につかない場所ですが、構造の寿命を左右する重要部分です。
基礎は、家全体を支える土台。
ひび割れや沈下があると、いくら上部構造を補強しても根本的な安心は得られません。
熊本のように地盤の性質が場所によって異なる地域では、地盤調査も欠かせません。
一方で屋根は、雨漏りや構造の歪みを最初に受け止める部分。
屋根のたわみや軒先の傾きは、内部の梁の損傷を示すこともあります。
屋根材を新しくするだけでなく、屋根下地や垂木の状態まで確認するのがポイントです。
5.安心リノベの決め手は「構造を活かす設計」
構造チェックで重要なのは、単に“悪いところを見つける”ことではありません。
本当に大切なのは、「残せる構造をどう活かすか」という視点です。
たとえば、築古木造住宅でも、柱の位置や梁の組み方を活かして吹き抜けや大開口リビングを実現できるケースもあります。
逆に、無理に壁を抜いたり耐力壁を削るようなリノベは、耐震性を損ねる危険も。
リノベ不動産熊本中央店では、耐震補強計画に基づいたプラン設計を行い、「デザイン性」と「耐震性」の両立を追求。
“再生”ではなく“進化”と呼べるようなリノベを目指しています。
まとめ｜構造を知れば、家選びに自信が持てる
中古戸建リノベを成功させる秘訣は、構造への理解とチェックを怠らないこと。
表面のリフォームではなく、「家の骨格から整える」意識が安心な暮らしにつながります。
「見た目は古いけど、骨組みはしっかりしている」
そんな家こそ、リノベーションに最も適した素材です。
リノベ不動産熊本中央店では、構造診断から耐震補強、デザイン設計、補助金の申請までトータルでサポート。
中古戸建の購入前のご相談も無料で承っています。
あなたの“安心して再生できる家探し”、まずはお気軽にお問い合わせください。
